【野球/アジア】不正入学…元プロ野球監督ら逮捕

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　これまでうわさに過ぎなかった一部高校野球選手による大学不正入学問題が、検察の捜査により次々と明らかになってきた。検察によると、不正入学に関与した選手たちは大学のランクに従い、ほぼ定額を監督に支払ってきたという。

　スポーツ特待生の大学不正入学について捜査を行ってきた仁川地検特捜部は13日、保護者から現金を受け取った見返りに選手を大学に入学させた容疑で、

高麗大学野球部元監督でロッテジャイアンツの監督も務めた梁承虎（ヤン・スンホ）容疑者（52）を逮捕した。また、同じ容疑で延世大学野球部のチョン・ジンホ監督（50）の逮捕状を請求した。

　梁容疑者は高麗大学野球部で監督を務めていた2009年、入試を目前に控えたある高校野球選手の保護者から

「スポーツ特待生として選抜し、大学に入学させてほしい」と頼まれ、1億ウォン（現在のレートで約780万円、以下同）を受け取ったとされている。

またチョン容疑者は昨年、ある保護者から入学の見返りに3000万ウォン（約233万円）を受け取ったという。

　これに先立ち検察は、スポーツ特待生として入学させる見返りに現金を受け取った容疑で、東国大学、慶熙大学、漢陽大学、東亜大学野球部の監督4人と、大韓野球協会の審判2人など、計9人を逮捕・起訴した。

4人の監督は2010年と11年、入学の見返りに3000万ウォンから6000万ウォン（約467万円）を保護者から受け取っていたという。金を支払った保護者と、仲立ちした高校監督ら11人は在宅のまま起訴された。

　検察によると、大学野球部の監督の多くが高校の監督を通じ、保護者から現金を受け取っていたという。大会での成績や記録がぱっとしない選手の一部が、現金を払って大学に入学していたというわけだ。

　検察によると、ソウルの有名大学は1億ウォン、中堅大学は5000万ウォン（約389万円）から6000万ウォン、地方大学は3000万ウォンが相場だという。

また成績や記録が優れた選手の場合、名門大学に入るに当たっては相場よりも安い額が支払われることもあるようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000447-chosun-kr