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【高校野球】中日・山本昌が憧れた先輩、甲子園初勝利 前橋育英・荒井直樹監督の31年越しの夢
- 1 :THE FURYφ ★:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:???0
- http://number.bunshun.jp/articles/-/629015
http://number.bunshun.jp/articles/-/629015?page=2
真後ろから質問が飛ぶと首を180度回転させた。斜め後ろから話しかけられると一歩下がって横に並んだ。
試合前の囲み取材のときの風景である。
必ず相手の目を見て話そうとする姿勢に、前橋育英(群馬)の監督、荒井直樹の人間性がよく表れていた。
ちなみに声は歌手の玉置浩二似だ。低音だが滑舌がよく澄んでいる。
律儀な性格が勝負弱さにつながっているのだと言われたこともあった。
「私学の監督っぽくない、ってよく言われますね。勝ちたくないのか、って。でも勝ったらそれも信念だって
言われますから。僕は技術のことでは選手を絶対に怒らないって決めてるんです」
荒井は日大藤沢高校(神奈川)を卒業した後、社会人のいすゞ自動車で13年間プレーした。母校の監督を経て、
'99年に前橋育英のコーチとなり、'02年から監督を務める。
監督就任9年目、'11年春に初めて甲子園へ出場する。が、大会が東日本大震災直後ということもあり、
ブラスバンドによる応援は中止になった。しかも1回戦で九州の強豪、九州国際大付(福岡)と対戦し、
大会記録となる1イニング3本塁打を含む4ホームランを浴びるなど1−7で惨敗。試合時間も1時間41分と短く
「あっという間でほとんど覚えてない」と話す。
そんな荒井が率いる前橋育英は12日の第1試合で、岩国商業(山口)を1−0で破り甲子園初勝利を飾った。
「春に出たとき、やっぱり夏に出なきゃ、って言われましたからね。夏の甲子園はスタンドの雰囲気がぜんぜん違う。
夏に勝てて本当に嬉しい」
夏の地方大会はこれまで準決勝が壁だった。この夏、3度目の挑戦で初めて決勝進出。その勢いで甲子園行きの
切符をつかんだ。
荒井には現役時代、夏にまつわるこんな思い出もある。最上級生となり日大藤沢のエース番号を背負った'82年夏、
1本もヒットを打たれないまま甲子園の夢を断たれたのだ。
当時、1学年下に山本昌(中日)がいた。入学当初、荒井は「ものすごいとは思わなかった」と振り返る。
「今のフォームからも想像つくように、くしゃくしゃした感じの投げ方でね。球もそんなに速くなかった。ただ安定感は
ありました。今と同じですよ」
- 2 :THE FURYφ ★:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:???0
- ところが山本昌は2年生に進級するとめきめき頭角を現し始めた。
きっかけはその春の敗戦だった。日大藤沢は準々決勝で、選抜大会で四強入りを果たした「Y校」こと横浜商業と
ぶつかり、荒井、山本昌ともに打ち込まれ、4−14で大敗する。「このままでは絶対に勝てない」と思った荒井は、
翌朝から山本昌にも声をかけ、毎朝、8キロのロードワークをこなすようになった。
山本昌は荒井にこう感謝する。
「先輩が黙々と走ってるんで、僕もついていくしかなかった。でも、あれからなんですよ、力がつき始めたのは。あのとき
荒井さんが走ろうって誘ってくれていなかったら、今の僕はいませんよ」
プロ30年目、現役最年長となる48歳の投手の原点は、こんなところにあったのだ。
夏の初戦となった2回戦の先発は成長著しい山本昌だった。どちらが投げても勝てる相手だったが、大事な初戦を
山本昌に任せるということは、この大会は山本昌を中心に回すという監督の無言のメッセージだった。
「あれは非常にショックでしたね。監督には『何で俺じゃないんだ』という思いはあったと思いますよ」
初陣を山本昌が完封で飾ると、続く3回戦を任された荒井はノーヒットノーランを記録。4回戦は再び山本昌がシャットアウト。
そして5回戦は荒井が2試合連続となるノーヒットノーランを達成した。大会史上初の記録で、今も破られていない。
そして最大の山場、準々決勝の横浜商戦は順番通り山本昌が先発した。しかし2−3で惜敗。山本昌が回想する。
「あのときは立てなくなるぐらい泣きました。荒井さんに悪くて……。相手は走るきっかけになったY校でしたしね。
投げたかったと思うんですよ」
そうして荒井は「被安打0」のまま、最後の夏を終えたのだった。
- 3 :THE FURYφ ★:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:???0
- 前橋育英が群馬大会を制したとき、荒井の携帯へ山本昌からすぐに連絡が入った。
「(山本昌は)ものすごい喜んでくれていましたね。選抜に初出場したときもすごい喜んでくれて、ボールをわからないぐらい
たくさんくれたんです」
この日、荒井が立てなかった夏の甲子園のマウンドを任されたのは前橋育英の2年生エース、高橋光成だ。188センチの
長身を生かしたダイナミックなフォームで9連続三振をマークするなど13奪三振で完投。そして荒井の次男、海斗も
「4番・サード」として甲子園に出場した。
「親子競演」については、荒井らしく「嬉しいけど、他の選手も家族だと思っているので」と控え目に語るにとどめた。が、
「(春と夏では)まるで別の球場のようだった」と49歳でつかんだ夢の味を存分に味わっていた。
- 4 :名無しさん@恐縮です:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:N0E4FJW7P
- なげーよ
- 5 :名無しさん@恐縮です:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:Hsi5TvJE0
- なげーよ
けどいい話
- 6 :名無しさん@恐縮です:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:OwwvJc7s0
- どうでもいい
- 7 :名無しさん@恐縮です:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:9qDLIByO0
- 要約
前橋育英の監督はクワガタの養殖とラジコン操縦が凄く上手い。
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