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【高校野球】中日・山本昌が憧れた先輩、甲子園初勝利 前橋育英・荒井直樹監督の31年越しの夢

2 :THE FURYφ ★:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:???0
ところが山本昌は2年生に進級するとめきめき頭角を現し始めた。

きっかけはその春の敗戦だった。日大藤沢は準々決勝で、選抜大会で四強入りを果たした「Y校」こと横浜商業と
ぶつかり、荒井、山本昌ともに打ち込まれ、4−14で大敗する。「このままでは絶対に勝てない」と思った荒井は、
翌朝から山本昌にも声をかけ、毎朝、8キロのロードワークをこなすようになった。

山本昌は荒井にこう感謝する。

「先輩が黙々と走ってるんで、僕もついていくしかなかった。でも、あれからなんですよ、力がつき始めたのは。あのとき
荒井さんが走ろうって誘ってくれていなかったら、今の僕はいませんよ」

プロ30年目、現役最年長となる48歳の投手の原点は、こんなところにあったのだ。

夏の初戦となった2回戦の先発は成長著しい山本昌だった。どちらが投げても勝てる相手だったが、大事な初戦を
山本昌に任せるということは、この大会は山本昌を中心に回すという監督の無言のメッセージだった。

「あれは非常にショックでしたね。監督には『何で俺じゃないんだ』という思いはあったと思いますよ」

初陣を山本昌が完封で飾ると、続く3回戦を任された荒井はノーヒットノーランを記録。4回戦は再び山本昌がシャットアウト。
そして5回戦は荒井が2試合連続となるノーヒットノーランを達成した。大会史上初の記録で、今も破られていない。

そして最大の山場、準々決勝の横浜商戦は順番通り山本昌が先発した。しかし2−3で惜敗。山本昌が回想する。

「あのときは立てなくなるぐらい泣きました。荒井さんに悪くて……。相手は走るきっかけになったY校でしたしね。
投げたかったと思うんですよ」

そうして荒井は「被安打0」のまま、最後の夏を終えたのだった。

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