【北朝鮮】数億ドル規模の口座が上海で発見、金正恩第1書記の秘密資金か-中国は金融制裁を拒否[03/11]

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韓米は昨年末までに、北朝鮮が中国・上海などの複数の銀行に仮名・借名口座数十件を保有し、
数億ドル（1億ドル＝約96億円）以上を預け入れていることを突き止めた、と韓国政府筋が10日に伝えた。

金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の統治資金とみられる。口座の名義と番号も判明しており、
このうち一部は故・金正日（キム・ジョンイル）総書記の生前に開設されたものだという。
だが、これらの口座は今月7日に国連安全保障理事会が採択した北朝鮮制裁決議（第2094号）で金融制裁対象に入っていないとされ、
厳しい制裁の実効性を疑問視する声も出ている。

韓米は、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射（昨年12月）と3回目核実験（先月）に対する金融制裁にこれらの口座も含めるべきだと中国側に訴えたが、
中国側は消極的な反応を示したという。同政府筋は
「3回目の核実験後、中国は北朝鮮への制裁にやや積極的な姿勢を見せたが、北朝鮮政権の『アキレス腱』を突くことには消極的だ」と話している。

韓国政府は、上海などにある北朝鮮秘密口座の預け入れ金額が
マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア（BDA）に預けられていた金正日総書記の統治資金2500万ドル（現在のレートで約24億円）を大幅に上回ることから、
これらの口座を金融制裁対象に含めれば、BDAに比べはるかに大きな制裁効果があると見込んでいる。

2005年9月19日の6カ国協議共同声明採択直後、米国はBDAの金総書記の秘密口座50件余りに預けられていた2500万ドルを凍結。
北朝鮮はこれに強く反発して6カ国協議をボイコットし、翌06年に長距離弾道ミサイル（テポドン2号）の発射と1回目核実験を強行した。

北朝鮮の3回目核実験を受け今月7日に採択された安保理の制裁決議は、
北朝鮮が核やミサイルの開発に使用する可能性のある金融資産（現金など）の移動や金融サービス提供の禁止を加盟国に義務付けたほか、
加盟国での北朝鮮系銀行の支店新設禁止、北朝鮮での加盟国銀行の支店新設禁止を要請している。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/11/2013031100398.html

【北朝鮮核問題】｢あらゆる資産移動の禁止が各国の義務｣米国、金融凍結を大幅拡大した新たな制裁決議案を提出[03/06]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1362534790/