【米韓】駐韓米国大使にリパート氏が内定[05/03]

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　米国ホワイトハウスは2日、ソン・キム駐韓米国大使の後任にマーク・リパート国防長官首席補佐官（41）を内定したと発表した。
ホワイトハウスによると、オバマ大統領が自らリパート氏を指名したという。リパート氏は大統領と常に電話で話せる側近中の側近で、
アジア通でもあることから、アジア重視政策を成功させ「内憂外患」を脱したいというオバマ大統領の考えが今回の人事に反映されたものとみられている。

　リパート氏は先月30日、あるセミナーで「北朝鮮の挑発と威嚇に対応するために韓米日の三角安全保障協力が重要だ」と述べた。
リパート氏は韓米日3カ国による防衛実務者協議（DTT）の米国側首席代表も務めていたため、駐韓米国大使としての活動に限らず、
歴史問題などで弱体化した同盟の軸を強化するための「北東アジア大使」のような立場で積極的に活動するとみられる。

　リパート氏は駐韓米国大使としては最年少となる。同氏は27歳から米上院外交小委で活動。オバマ大統領が上院議員だった
2005年に外交政策補佐官を務めたのを機に、リパート氏はオバマ氏を補佐し続けてきた。

　オバマ大統領が初めて大統領選に勝利すると、リパート氏は国家安全保障会議（NSC）首席補佐官としてホワイトハウスに入った。
だが、自身より立場が上のジム・ジョーンズ・ホワイトハウス安保補佐官よりも頻繁にオバマ大統領と会っていたことで、ジョーンズ氏を
対外的に傷付けたとして左遷された。ホワイトハウスを去ってからは、海軍特殊作戦チーム情報将校としてイラクなどに派遣され、
銅星武功勲章（ブロンズ・スター・メダル）を受章した。その後、オバマ大統領は2年ぶりに38歳のリパート氏を国防次官
（アジア・太平洋安全保障問題担当）に復帰させた。チャック・ヘーゲル国防長官も昨年、リパート氏を首席補佐官に任命するなど、
同氏の正確な情報分析力、状況判断力は高く評価されている。

　リパート氏が国防次官補に任命された際、ジョン・マケイン上院議員は同氏とジョーンズ補佐官とのあつれきを問題視して上院での
人事承認を数カ月にわたり遅延させた。ワシントンの外交消息筋は「現時点で人事承認の必要な大使が40人以上いる上、11月には
中間選挙もあるため、承認に向けた公聴会はかなり遅れる可能性がある」と語った。

ワシントン＝ユン・ジョンホ特派員

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版　2014/05/03 08:37
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